KPIツリーの重要性とデータアナリシス

データの時代と言われて久しくなった

世の中のテクノロジーは素晴らしく成長しており、
- 貯める
- データ連携(+売買)
- 連携の自動化(簡易化)
- 分析への連携(簡易化, 説明力の強化)
などなどあげきれないほどとなっている。

このように時代がデータを基盤に置く時代(※すでにそれを過ぎて次の時代に移っているという見方もあるが)であるので、サービスからデジタルデータで管理されることが多くなった

そういった状況から経営層から「データからインサイトを出せ」と言われることは増えてきたんじゃないかと思う。

その時にさてどう動くか?と戸惑う人は多いのではないだろうか

1. 事業が行いたい分析が明確になっている
2. 事業の運営層が行いたい分析のアイディアを持っている
3. だれも持っていない, 誰に聞いてもバラバラの答えが返ってくる

といった返答のレベルがあり、3になる経験が圧倒的に多い(立ち上げ時期のサービスやベンチャーで起きがち)

1ではない理由は明確だと思っており、事業が定めるKPIツリーがないことになる。
KPIがないなんてあるのか?と思うが、ある。

どうしてか?KPIツリーを決める人が定まってないことになる。

結論からいえば事業責任者(ベンチャーであれば社長, CEO)が決めるべきなのである。

KPIといえば理想的な一つになると思われがちだが、そんなことはない。
KPI(ツリー)とは事業責任者が【こうあるべき】, 【こうしないといけない】, 【こうなっている】の3点をまぜたものである。
なのに3番目のこうなっているを重視するあまり、KPIは各部門リーダーが作るべきだと思われてしまう。しかし、重要なのは1, 2番目なのでこれを決めれるのは事業責任者なのだ。
1, 2に対して、3で修正していく形になる。

KPIとは事業がこうあるべき、なのにそうなっていないという結論なので、ここから初めて有益なインサイトの方向性が決まってくる

回りくどい言い方をしたが、KPIツリーがあってこそ、無限にある分析に一つの方向性をうみだせるものなのだ。

ただ、これには例外があって、自明なこれはなんだ?っていうファクターがある。これは次回以降に。


コメント